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先代の頃、電力会社の送電線工事をメインでやっていたが、
昭和30年代にNTTが、全国自動回線にする為日本全国に
鉄塔を建て、それにアンテナを取り付けることにより、電話
が交換手無しで全国に繋がるようになった。
鉄塔というものは一度建てたら4〜50年壊れることは無い。
かといって今更送電線工事をするには従業員が山を何時間
も歩き回るという事を最近は嫌がる。どうしたものかと思案し
ていた矢先、阪神大震災が起こり、携帯電話が普及するよう
になり、規模は小さいがキャパの加減で全国に数を建てな
ければいけないようになる。それにつれて土木・電気通信工事
も付随するようになる。大体ひと段落してもう終わりかなあと
思うと、各都市の防災無線が必要になってくる。また古くなっ
た鉄塔の補修工事が常にある。かと思うと以前の通信鉄塔
は光ファイバーのおかげで必要がなくなり、解体工事が増え
てきた。このような時代の移り変わりの中で大事にしている
弊社の社訓は「敬人嫌己」他人を敬い己を諂うという事である。
人は大事、体が動かないから辞めたいというまで仕事をして
頂ける家族的雰囲気の会社である。
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